マルチハビテーションという言葉を聞いたことがありますか?
「マルチハビテーション(多拠点生活)」が秘める多様な可能性 」というレポートが大変面白かったのでご紹介させていただきます。
前半はマルチハビテーションってなに?という基本的なことについて。
後半はマルチハビテーションの起こす新たな可能性についてお話します。
1.地方移住のきっかけとなる
2.仕事の効率や発想力の向上
3.災害時に多拠点生活が役立つ
4.将来の移住場所として
・マルチハビテーションが何か気になる人
・マルチハビテーションの意味を知りたい人
・マルチハビテーションに興味がある人
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マルチハビテーションってなに?
マルチハビテーション=
「マルチ(Multi)」(複数の)+「ハビテーショ ン(Habitation)」(居住地)。
2つの言葉を組み合わせた造語です。
1つの地域に定住せず、複数の住まいを行き来しながら新しい生活を実現するライフスタイルのことをいいます。
マルチハビテーションの可能性
マルチハビテーションには、移住する側も受け入れる側にも様々なメリットがあると言われています。
どのようなメリットがあるのか順にみていきましょう。
移住する側のメリット4つ
まずは、移住する側のメリットを4つご紹介します。
1.地方移住のきっかけとなる
都市部の家を売却したり解約する必要がなく、田舎の暮らしを体験できます。
自身の生活を大きく変える必要がないので地方暮らしを始めやすいです。
2.仕事の効率や発想力の向上
科学的にもストレスは仕事の効率を下げると言われています。
在宅勤務において住環境の狭さは、生産性を下げる原因になっています。
広い郊外や、自然の中で仕事をすることで仕事の効率があがると考えられます。
3.災害時に多拠点生活が役立つ
多拠点生活が避難場所として役に立ちます。
近年、台風や大雨。地震などの自然災害が多発。
首都直下型地震や南海トラフ地震も予想されているので、
数カ所行きなれた土地やコミュニティがあると安心です。
4.将来の移住場所として
多拠点生活をすることで、不安を解消しながら田舎暮らしを体験できます。
- 地方暮らしが可能なのか
- 人間関係を構築できるのか
数年間多拠点生活を続ければ移住の際の不安も解消できるでしょう。
受入れ側のメリット4つ
マルチハビテーションには受け入れ側の地方にも確実にメリットがあります。
4つのメリットをご紹介します。
1.人材不足の解消
地方では様々な問題が表面化しています。
- 人口減少と超高齢化
- 労働人口の減少
- 消費の減少
- 成長率の低下
それらの循環がまた、人口減少に繋がるという悪循環。
人口が減少する一方の田舎ではより一層様々な人材の力を地域に取り入れる必要があります。
マルチハビテーションが広がれば、地域の担い手の増加につながるはずです。
2.遊休農地を減らせる
農地は担い手が年々減っており、「遊休農地」」の活用が課題です。
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部が1月に実施したアンケートによると、
- 東京圏在住者の 49.8%が「1都3県以外の地方圏暮らしの意向がある」と回答
- 地方圏でやりたい業種については「農業・林業」と回答した割合が 15.4%と最も高い
そうです。
「遊休農地」を貸し出したり、農業訓練の活動も地方では広がっているので、
週末農家という選択もあるかもしれません。
3.空き家問題の解消
空き家の数は年々増えており、7戸に1戸が空き家と言われています。(2018年)
ただ、空き家や別荘がリフォーム物件として入手しやすくなっている面もあるので、
マルチハビテーションが空き家問題解消のきっかけになることが期待されています。
4.消費による地方への経済効果
地方に移動する機会が多くなると、当然消費活動も活発化。地方にお金が回ります。
都市部に住む1~3%がマルチハビテーションを実施するだけで小さな市町村に数百人が頻繁に訪れることになり、地方の経済が活性化します。
マルチハビテーションの課題
マルチハビテーションには2つの課題があると言われています。
多拠点生活の壁はいったいなんでしょう?
1.コスト
- 住まいの建設費
- 維持費
- 固定資産税
- 家賃
- 光熱費の基本料金
- 往復の交通費
など がかかり、コスト面が心配で実施できない人が多いようです。
2.子どもの学校問題
子育て世帯の場合、子供が学校を休めない、転校できないという問題があります。
ただ、昨今は「区域外就学」や「デュアルスクール」といった新たな取り組みが出ているので、
マルチハビテーションに関しての理解が高まりつつありそうです。
まとめ
マルチハビテーションという聞きなれない言葉について調べてみると、様々な可能性が秘められていることがわかりました。
都会と地方を行き来し、自分にも地方にもいい変化があるなら最高ですよね。
マルチハビテーションがもっと広く知られ、一般的になることを願っています!
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では、みなさんいいデュアルライフを!
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