(※2022年6月更新)
前半では起業4年目に突入した私が考える、主婦が個人事業主として開業するメリットとデメリットをご紹介。
後半では実は簡単な確定申告と開業方法をお伝えいたします。
・主婦が起業した時のメリット・デメリットが知りたい
・「扶養」の扱いってどうなるの?
・「確定申告」や「開業届け」って難しそう
主婦が個人事業主となるメリット
2人目を出産した後起業し、早いもので2人目の子供も3歳になりました。
つまり、起業4年目に突入。この4年間がむしゃらに楽しく家で働いてきました。
その体験を振り返りながらお話したいと思います。
少しでもこれから起業を検討している方の判断材料になると嬉しいです。
1.働く時間が自由に選べる
子供関係の行事で会社にお伺いをたてずに休みをとれます。
家族の行事にお休みが取りやすいのは個人事業主の大きなメリットです。
また、平日にこっそりお休み(休憩)できます。
ママの土日は全然休みじゃないですからね。むしろ大変ですから。
たまには自分時間が必要です。
2.通勤時間がいらない
これは私が自宅でお仕事しているので通勤時間がいらないだけですが。
主婦の起業は自宅、もしくは家の近くを強くおすすめいたします。
理由はコストと時間の節約です。通勤時間って本当に無駄だと思います。
私も前職では約1時間かけて会社に通勤していましたが、1時間あれば家事がほぼ終わります。そのくらい1時間って大切なんです。
同じ9時スタートでも在宅勤務と会社勤務の主婦の負担は雲泥の差。
3.「起業」という働き方を子供にみせることができる
これは何気に大きなメリットだと感じています。
「雇用される」以外の働き方があると子供に伝えることができます。
厚生労働省の出している「働き方の未来2035」というレポートをご存知でしょうか?
簡単に言うと少子高齢化と技術革新によって2035年には「正社員はいなくなる」と言われています。
みんなが時間や場所に縛られない、自分の特技を生かして働く時代がくると。
2035年といえばうちの子供達はちょうど社会人デビューくらいですから。
「起業」や「フリーランス」「自営業」が当たり前の時代を生きるかもしれません。
これからの時代を生きる子供達の見本となれたらいいなと密かに思っております。
4.勉強できる、エンタメ観れる
ママに勉強する時間なんてなかなかないですよね。
自営だと仕事をするために勉強したり、仕事中にYoutube観たりできます。
なので仕事しながら勉強しています。
仕事しながらアニメ観たり映画観たりする時もあります。
これは自営で在宅ワークの特権だな〜と思います。
会社でYoutube観ながら仕事してたら絶対怒られる。
主婦が個人事業主となるデメリット
当然、主婦が個人事業主として開業するのはメリットだけでなくデメリットもあります。
私の思う「そうかな?」というデメリットから「えっ!そうなの?」という重大なデメリットまでお伝えするので開業する際の参考にしてください。
1.収入や勤務時間が不安定
当然月々の収入にばらつきがあります。
また、働かなければ収入も0のため土日も働かなければいけない時もあります。
2.服装が適当になりがち
これは私だけかもしれません。(汗)普段1人で仕事をしており、人に会うことがないため服装が適当になりがちです。
「楽だし!」という理由でどんどん服も決まった服で減っていき、2~3着のローテーションとなっています。
3.扶養に入れなくなる可能性がある
「扶養」には 税法上の扶養 健康保険上の扶養 という2種類の扶養があります。
「税法上の扶養」は給与所得が103万円以下であれば「扶養」に入ることができます。 「健康保険上の扶養」は「扶養の加盟条件」を各健康保険組合などが決めています。
「所得額」で決めている場合もあれば「個人事業主は扶養に入れない」と決めている場合もあります。
旦那様の扶養に入っている方は必ず開業前に確認するようにしてください。
4.失業給付を受けられなくなる可能性がある
失業給付を受ける条件に「本人に再就職する意思と能力があること」という項目あります。
「開業=再就職の意思はない」とみなされ給付を受けられなくなる可能性があります。
5.帳簿付けや確定申告が必要
「数字が本当に苦手で確定申告が心配」という方もいると思います。
最近の会計ソフトは本当に優秀ですから、家計簿アプリをつけるのと変わらない難易度で帳簿付けが可能です。
現在、オンラインの会計ソフトは会計ソフトの「やよい会計」と「freee(フリー)」が2大勢力です。 どちらかに登録して使ってみると「思ったよりも簡単」ということがお分りいただけるかと思います。
実は簡単な「確定申告」と「開業」
「確定申告」「開業」ってすごくハードルが高いと考えてしまいませんか?
実はそんなことはなく、想像以上に簡単でした。
確定申告や開業を簡単にする便利なサービスをご紹介いたします。
確定申告の種類(青色・白色とは?)
ものすごくざっくりとお伝えしますと、
確定申告には
- 青色申告→65万円特別控除(複式簿記、記帳方法が複雑)
- 白色申告→10万円特別控除(単式簿記、記帳方法が簡単)
があります。「 開業届けを出す=絶対青色申告をしなければいけない」わけではありません。 ご自身の状況や所得に応じて決めていただければいいと思います。
ただ、白色申告でも青色申告でも日々の帳簿つけや保管は必要なため、よりメリットの大きい青色申告をお勧めいたします。
クラウド会計サービス2選
「青色申告なんて難しそう!」というあなた。心配はありません。
「クラウド会計サービス」という強い味方がおります。
年々、クラウド会計サービスはシェアを拡大しており、個人事業主が利用しているクラウド会計サービスの2大シェアは「やよい会計」と「freee(フリー)」です。やよい会計のシェアが全体の約50%と言われており、freeeはついて約20%のシェアだそうです。
(株式会社MM総研のクラウド会計ソフトの利用状況調査(2021年4月末)より)
やよいの青色申告オンライン
年額8,800円(税込)(733円/月)
1年間無料お試し実施中
freee(フリー)
年額12,936円(税込)(1,078円/月)
最大30日間無料お試し実施中
どちらもはじめは無料で利用できます。
一旦登録して使ってみて、肌感的に使いやすい方を選ぶといいと思います。
簡単・無料で開業届けを提出
開業届けの様式は、国税庁のホームページでダウンロードできます。
また、お住いの管轄の税務署で直接申請書をもうらことも可能です。
「難しくてよくわからない」「税務署に行く手間を省きたい」 という方は、
「開業freee(フリー)」の開業届作成サービスがオススメです。
質問に答えていくだけで、簡単に開業書類を作成できます。
しかも無料で!素晴らしいです。
作成した開業書類は以下の方法で提出することができます。
- 最寄りの税務署に行って提出する
- 税務署に郵送で送る
- Webで電子申告する(マイナンバーカードが必要)
マイナンバーカードが必要ではありますが、3番の電子申告が一番お金と時間がかからないですね。
まとめ
主婦で個人事業主として仕事をしている経験から、メリットやデメリット。
確定申告や開業届の提出方法をお伝えさせていただきました。
デュアルライフを楽しむに当たって、お仕事どうするの?
問題は切っても切れない関係にありますからぜひ融通の効きやすい、個人事業主となりデュアルライフも楽しんでいただきたいと思います!
ではみなさん良い起業ライフとデュアルライフを!