デュアルライフ(二拠点生活)を目指して関西で物件探しをしております。
中古物件の購入前にとにかく心配なのがシロアリ被害。
一般的に築5年以上経った木造住宅はシロアリが巣を作っている可能性があると言われております。
中古住宅購入時にシロアリ被害は本当に勘弁!と思い調べたことを紹介します。
前半は素人でもできるシロアリ被害のチェックポイント6つ。
後半はシロアリがいる住宅は買ってはいけないのか?
というポイントについてお伝えします。
・中古物件の購入を検討している
・シロアリ被害が心配
・中古物件を安くできる方法を知りたい
素人でもできるシロアリ被害のチェックポイント6つ
内覧時にチェックすべきシロアリ被害のポイントをお伝えします。
素人が目視で確認できるものもありますのでぜひ参考にしてみてください。
1.蟻道(ぎど)がないか確認する
蟻道(ぎど)とはシロアリが巣とエサ場を行き来するために作るトンネルです。
シロアリは基本的に土の中で生活しています。
家の木材を食べるために家の中に侵入したい。でも日光や乾燥が大嫌い。
結果、土から建物の隙間に侵入するためのトンネルを作ります。
それを蟻道(ぎど)と呼びます。
上記の写真にあるように見た目は茶色の線みたいなものです。
土から伸びていたり、天井の隅に見つかる場合があり、
高確率でシロアリが巣を作っています。
2.床がギシギシなったり、ふわふわしないか
歩くと床がギシギシなったり、一箇所だけふわっとした感触がある際もシロアリ被害が出ている可能性があります。
シロアリは木材の内部を食べてしまうので床がなったり凹んでしまうことがあります。
3.柱を叩いて音が違わないか
シロアリチェックのためにお風呂やキッチン、トイレなど水回りの柱を叩いてみましょう。
空洞音がする場合は柱の中身を食べられている可能性があります。
4.雨漏りしている場所はないか
天井にシミがないか上を見上げて見ましょう。
シロアリは湿ったところが大好き。 雨漏り大好き。
「雨漏りのある家にはシロアリがいる」と言われるくらいです。
100%いる!という訳ではないですが、雨漏りや水漏れがないかチェックしましょう。
5.家の近くに羽アリがいたり、羽が落ちていないか
外壁、玄関、窓の付近に羽アリがいたり羽アリの羽が落ちていないか調べてみましょう。
シロアリは数が多すぎると一定数が新しい家を求めて羽アリになり飛び立ちます。
つまり羽アリのいる家はすでにシロアリ被害が広がっている可能性が高いということです。
6.庭に廃材やウッドデッキ、切り株がないか
庭に廃材や切り株を放置しているとシロアリが食べているかもしれません。
ウッドデッキもシロアリに食べられることがあるので、
中古住宅のお庭やウッドデッキも確認するようにしましょう。
シロアリがいる住宅は買ってはいけないの?
シロアリがいる住宅は買ってはいけないのでしょうか?
結論から言うと「買ってもいい」です。
理想の立地。間取り。価格の中古住宅にシロアリ被害が見つかった場合あっさり諦めることはできますか?
購入前にシロアリ被害が見つかった場合にやるべきことについてまとめてみました。
1.調査
希望の中古住宅のシロアリ被害が心配な場合はまず調査です。
シロアリ被害がどれほど深刻で、修繕にどのくらいの費用がかかるのかを調べてもらいましょう。
2.交渉
売主さんに価格交渉しましょう。
可能な限り具体的に数字をお伝えするのがポイントです。
シロアリがいたから安くしてください!
シロアリの駆除に100万円かかる見積もりをいただいています。
物件価格から100万円お値引きいただくことはできますか?
売主さんの心情として「なるほど。じゃあ仕方ないな」
と納得してお値引きしてくれる可能性が高くなります。
3.ローン仮審査
物件価格+シロアリ対処のローン審査をする必要があります。
- 修繕には予想よりもお金がかかる可能性がある
- 本審査で金額が下がる可能性がある
ため予想よりも少し多めにローン希望を出すようにしましょう。
4.契約
シロアリ被害の中古住宅は買ってもいいです。
ただ、物件の状態や値段に納得した上で購入しましょう。
売主さんが値引き交渉に応じてくれる可能性もあり、
実質負担額はなく気に入った物件を購入できる可能性もありますよ。
- 物件の状態に納得
- 価格交渉もOK
- ローン審査もOK
の状態になったらいよいよ契約です。
まとめ
中古住宅を購入するに当たって心配なシロアリ被害。
実際に調べてみると素人でもチェックできるポイントも多いことがわかりました。
また、シロアリがいても絶対にその中古物件を購入してはいけないわけではありません。
大切なのは物件の状態を把握して、納得して購入することです。
中古物件購入の際は住宅診断(ホームインスペクション)がおすすめと
いう記事も以前書いたことがあるのでぜっひそちらも一読してみてください。
では、みなさんいいデュアルライフを!