(※2022年9月更新)
デュアルライフ(二拠点生活)を目指して関西で物件探しをしております。
中古物件を内覧に行く機会も多い。しかし「広い〜。綺麗〜。」などの当たり障りのない感想で終わってしまうことが多いです。
「素人が中古住宅をみる時にはどこに気をつけたらいいの?」という素朴な疑問を身内のプロの大工に質問してみました。
前半は中古住宅で気をつけるべき2つの欠陥について。
後半は素人でも簡単に見極められる中古住宅のチェックポイントを5つお伝えします。
・中古住宅の購入を考えている人
・住宅診断を自分でやる方法を知りたい人
・セカンドハウスに興味がある人
中古住宅で特に気をつけるべき2つの欠陥ポイント
修繕に特に費用がかかってしまうのがシロアリ被害と屋根の修繕だそうです。
まずは気をつけるべきこの2つの被害ポイントについてお伝えします。
1.シロアリ被害
まずは恐ろしいシロアリ被害。
「梁(ハリ)が食われているとその修繕とシロアリ駆除だけで100万はかかる」
という話を不動産屋さんに聞き、怯えております。
シロアリは湿気と木材が大好き。
湿度が高く木造住宅の多い日本家屋の天敵とも言える存在です。
私たちは琵琶湖の近くの物件を狙っているため、なおさらシロアリ被害が多いとのこと。
物件購入前にシロアリ被害がないかどうかはチェックしたいところです。
2.屋根の修繕
- 雨漏り
- 天井裏に動物が住み着いた
- 瓦が落ちかけている
など、中古住宅の屋根の被害はいろいろあります。
屋根の修繕は足場を組む必要があることも多く修繕費が高くなります。
瓦屋根の立派な大きな家になると500万近い見積もりが出た例もあるそう。
プロに聞いた!中古住宅のチェックポイント5つ
身内のプロの大工さんに「素人が中古住宅内覧時にチェックするポイントってある?」
と聞いてみました。 とてもわかりやすく説明してくれたのでまとめてご紹介します。
1.シロアリ被害はお風呂場など水回りをチェック
シロアリは湿気が大好きなのでお風呂場の入り口など水回りをチェックするといいそうです。
- 細かい木くずやシロアリの糞らしきものが落ちていないか
- 水回りの柱がボロボロに朽ちていないか
などの点を気をつけて見てみてください。
2.天井にシミがないかどうかチェック
天井にシミがないかどうかをチェックしましょう。
- 単色の濡れたようなシミ→雨漏り
- 目玉焼きのような濃淡のあるシミ→動物の糞尿(天井裏に動物がいる可能性あり)
だそうです。一目でわかるのでこちらも要チェック。
3.遠くから家の屋根が傾いていないかチェック
家の屋根が傾いていないかどうかを少し離れたところからみてみましょう。
特に瓦屋根の家だと、瓦を修繕する必要がある場合は屋根に凹凸がありまっすぐではなくなっているそうです。
また、屋根が崩れていないところがないか四方を見回ってみましょう。
4.床下や天井裏の確認のために点検口を見せてもらおう
不動産屋さんに頼んで点検口から天井裏や床下のチェックをさせてもらいましょう。
動物の住処になった跡やシロアリの糞や死骸が見つかる可能性があります。
5.下水の接続が必要な場合がある
築50年前後の物件を見ていると下水が繋がっていない家が多いです。
昔はいわゆる「汲み取り式トイレ」が多く、バキュームカーが汲み取りにきていた時代。
よってトイレが下水に繋がっていない家も多いそう。
「汲み取りはちょっと」という場合は下水接続が必要ですがこの費用は
「下水管がどこまできているか」によって全然見積もりが変わります。
不動産屋さんに「下水管どこまできてます?下水繋いだ場合の費用の目安はわかりますか?」
と確認してみましょう。
最終チェックは住宅診断(ホームインスペクション)に!
いろいろと書かせていただきましたが、素人では判断に迷うことも多いはず。
木材の腐食による木くずなのかシロアリ被害なのかは判断がつかなかったり、
雨漏りを見つけてもどこまで修繕が必要なのかはわかりません。
中古住宅の購入前には住宅診断(ホームインスペクション)を頼んで不安を解消しましょう。
まとめ
身内のプロの大工さんに中古住宅を見る際に気をつけるべきポイントを教えてもらいました。
中古住宅は価格的にお手頃だし古い住宅ならではの風情が魅力。
ただ、素人にはわからない欠陥がある可能性があるところが難点です。
少しでも勉強して内覧時に気になるポイントを潰していけたらいいですね。
では、みなさんいいデュアルライフを!