デュアルライフ(二拠点生活)を目指して滋賀県高島市で物件を探しております。
各地の補助金等を調べていると、「移住者には補助金がでるがデュアルライフ(二拠点生活)希望者には補助金がでないことが多いです。
それはそのはず。
デュアルライフ(二拠点生活)希望者は住民票がメインの市町村にあるため、税収にはつながりません。
しかしながら、山梨県では「二拠点居住推進センター」という課があり、デュアルライフ(二拠点生活)を
県をあげて応援しているというので驚きです。
前半は、山梨県で行っている二拠点生活の補助金の内容について。
後半は、私の考える各自治体もやってみてほしい二拠点生活の補助金についてお伝えします。
・デュアルライフ(二拠点生活)をコストを抑えてしたい人
・デュアルライフに(二拠点生活)に興味がある人
・デュアルライフ(二拠点生活)の補助金にについて知りたい人
山梨県では二拠点生活に補助金がでるって本当?
移住者には支援金があるけど、デュアルライフ(二拠点生活)希望者には支援金がないな〜というのが私が二拠点生活目指して色々と調べてみた感想でした。
しかしながら、山梨県に関してはその限りではない様子。
「二拠点居住推進センター」なるものを設け、最大100万円もの補助を二拠点生活に出すというではありませんか!?
「どういうこと??」と気になったので調べてみました。
1.山梨県でお試しテレワーク事業
- 県外の企業が山梨県のコワーキングでテレワークする際の「交通費・宿泊費・施設利用料」を山梨県が補助
- 山梨県を体験できるワーケーションツアーの参加費も補助
- 1法人最大100万円補助(3/4支給)
という内容でした。
100万円とは太っ腹!
東京と山梨で二拠点生活を希望する大企業やスタートアップ企業にアピールをすることが目的のようです。
2.ワーケーションモデル事業費補助金
こちらは受け入れ側の補助金ですね。 二拠点居住、移住・定住を推進するため、新しい旅行スタイルであるワーケーションの受入環境整備に要する経費に対して補助金が出るそうです。
- ワーケーション受け入れに必要となる施設改修工事
- 新設工事
- ワーケーション受け入れに必要となる事務用備品購入
- 1施設1000~3000万円補助(1/2支給)
という内容でした。
二拠点生活をしたい!という企業があっても受け入れ側の体制が必要。
希望側と受け入れ側双方に補助金があることが素晴らしいと思います。
3.空き家活用促進事業費補助金
移住者の為のリフォーム補助金は多くの自治体が行っています。
山梨県が特徴的なのは二拠点生活に利用する為の空き家活用にも「特別枠」として補助金を設けていることです。
・【特別枠】改修費用の3/4以内(上限500万円)
※特別枠(=二拠点居住推進枠)とは、東京一極集中の是正に繋がる施設として知事が認めるものとなります。
地方自治体は二拠点生活に補助金を検討してほしい!
デュアルライフ(二拠点生活)を目指す中で、
- 移住してほしい自治体
- 移住を決断しきれない現役世代(子育て世代)
構図があると思いました。
ここからは私が二拠点生活を目指して色々と話を聞く中で、
各自治体は移住だけでなく二拠点生活にも補助金を検討するべきだと思った理由
を勝手にお話します。
1.子育て世代にいきなり移住はハードルが高い
子育て世代にとっていきなり移住はとてもハードルが高いです。
けれど、二拠点生活なら二拠点先の魅力を存分に教授することができます。
- 親が子育てをひと段落して二拠点先に移住する
- 子供が大きくなってから二拠点先に移住する
可能性は十分にあるのではないでしょうか。
自分たちの仕事以上に子供の学校問題は気になるものです。
2.「おためし暮らし」は二拠点生活希望者も対象にすべき
JR関西×関西の地方自治体が行っている「おためし暮らし」というサービスはご存知でしょうか?
JRが通勤費を補助するということで、基本的に家を借りている間はそこから通勤・通学をすることが前提です。
そうなると「子供の通学」問題が浮上するので、
おためし暮らしができるのは、
- 独身
- 既婚(子なし)
- 既婚(子供が独立した50~60代)
に限られてくると思います。 これでは少しもったいないと思ってしまうのです。
子供は宝。いるだけで活気がでてきて周りが明るくなりますし、(主観)
未来の納税者です。
おためし暮らしでも二拠点生活をプッシュし、
子育て世代を呼び込んでみるといいのではと思います。
3.二拠点生活の補助金はワーケーションにも積極的に
山梨県の二拠点生活の補助金で印象的だったのはワーケーションをすすめる法人に対して補助金を設けていた点です。
地方に法人が積極的に社員をワーケーションさせると以下のようなメリットが双方にあるのではと考えます。
・法人はワーケーションOK。リモートOKで優秀な社員をGET
・生産拠点を地方に移せば、生産拠点の維持費が安くできる
・ワーケーションで地方を気に入った若い世帯が移住をしてくれるかも
・法人が生産拠点をうつしてくれたら納税額UP
山梨県のような取り組みが全国的に広がることを願うばかりです。
まとめ
二拠点生活の補助金について調べてみて、わかったことを自由に書いてみました。
素人考えなので間違っているところもあるかもしれませんが、
そこはご容赦くださいね。
二拠点生活に使える補助金は現状とても少ないのですが、
山梨県のような新たな取り組みが広がっていくことを願うばかりです!
では、みなさんいいデュアルライフを!